本日、愛知県豊田市の養豚農場において、豚コレラの患畜が確認されました。これを受け、農林水産省は、本日、「農林水産省豚コレラ防疫対策本部」を開催し、今後の対応方針を決定しました。
当該農場は、豚コレラの疑いが生じた時点から飼養豚の移動を自粛しています。 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むようご協力をお願いいたします。
1.農場の概要
所在地:愛知県 豊田市
飼養状況:繁殖豚 1,140頭、肥育豚 5,500頭
2.経緯
(1) 2月4日(月曜日)、愛知県は、愛知県豊田市の養豚場において、飼養豚が食欲不振、元気消失等の症状を呈しているとの通報を受けて、立入検査を実施しました。
(2) 2月5日(火曜日)、愛知県が実施した検査において、豚コレラを疑う結果が得られたため、材料を農研機構動物衛生研究部門(注)に送付し、精密検査を実施したところ、本日、豚コレラの患畜であることが判明しました。
(3) また、愛知県内の関連農場の他、発生農場から豚が移動していた長野県、岐阜県、滋賀県及び大阪府の関連農場においても、豚コレラの疑似患畜が確認されました。
(4) これを受けて、「豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針」に基づき、本日8時20分から「農林水産省豚コレラ防疫対策本部」を開催し、今後の防疫措置について対応方針を決定いたしました。
(注)国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門:国内唯一の動物衛生に関する研究機関
4.その他
(1) 豚コレラは、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚の肉が市場に出回ることはありません。
(2) 当該農場は、豚コレラの疑いが生じた時点から飼養豚の移動を自粛しています。
(3) 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあることなどから厳に慎むよう御協力をお願いいたします。特に、ヘリコプターを使用しての取材は防疫作業の妨げとなるため、厳に慎むようお願いいたします。
(4) 今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】農林水産省:愛知県における豚コレラの患畜の確認及び「農林水産省豚コレラ防疫対策本部」における対応方針の決定について 平成31年2月6日