【質疑応答】
問)
今回一部の判断で昨年2月下旬以降の森友の問題で文書を廃棄していたという話ですけれども、これ個人的な問題なのか、それとも組織的な問題なのかというのは。
答)
私どもとして、それは今調査している最中ですけど、組織としてというか局として、課としていろいろな表現があるのだろうけども、そういったものでやらせたかどうかにつきまして、私どもとしては組織でやらせたというより、その、個人、関わった人たちによる判断によるものが大きかったのではないかと私としては思っています。これは調査中ですからよく分かりません。
問)
もう一点お伺いしたいのですけれども、これ廃棄されたものを見ると、1年未満の保存のものも結構あって、1年経ったら捨てるというような、廃棄すべきというようなものは結構あるのですけれども、それが逆に残っていたから、本来あるはずべきでないものが残っていたから捨てたというような見方も出来るのですけれども。
答)
それはそうでしょうね。
問)
そういった場合にこれは処分に値するのでしょうか。
答)
どうでしょう、少なくともその内容にもよるかもしれませんけれども、少なくとも1年未満になるものは文書を管理規則上、保存しておく必要がない、不必要なものとして処分して当然と思いますけども。
問)
それを処分していた場合というのは、廃棄した場合というのは何か処分に値するのですか。
答)
それは規則通りやったということだと思いますけど。
問)
では、処分しない。
答)
規則通りやったことに対して処分しろというのですか。
問)
だから処分に値しないのですかという。
答)
規則通りやったことに処分されることはないでしょう。
問)
安倍総理夫人の秘書から問い合わせが、出来ないかという問い合わせがあったという記録が残っていまして、それに対してゼロ回答だったと。それは全部読ませていただいたらその通りだと思うので、大臣としては払い下げの最終的におよそ8億の値引きがされたこと、それについて昭恵夫人が関わっていないかどうかというと関わっていないというふうに思われるのですよね。
答)
ええ、関わっておりませんね。
問)
そうですよね。そうなのですけれど、売却、払い下げということにおいて問い合わせがあったということは、その払い下げについては関わっていたか関わっていないかというと、それは関わっていたということで。
答)
安倍昭恵という人が払い下げに関わっていたということは考えられませんけど。
問)
とりあえず名前があって、昭恵さんに籠池夫妻から問い合わせがあって、それを受けて夫人がファクス等で問い合わせているという記述が残っているのに関わっていないと言えるのでしょうか。
答)
その詳細を読んで記憶もしっかりしていませんから確かなことは言えませんけど、少なくとも安倍昭恵という人の影響を受けて、それに対応してどこどこを安くするとか高くするとか、そういったことに関連するというような意味での関与は全くなかったと思います。
問)
価格も下がったことには関わっていないと、僕も読ませていただいて思うのですけど、払い下げという、こういう一連の流れの中には名前がある以上、関わっているか関わっていないかというのは、それは関わっているというのが普通の認識かなと思うのですけれども。
答)
あなたの印象としては伺っておきますけれども、私の感じは違います。
問)
大臣はそう思われる。
答)
答えている最中に質問しないでくれますか。はい、終ってからもう一回聞いてあげてください。交通整理はそっちでした方がいいですよ。
問)
今、4月28日のTBSさんの質問の件ですけれども。大臣、今、安倍昭恵夫人の関与は関わっていないと思うとおっしゃいましたけども、そこで注目される4月28日の記録は残っていないわけで、やはりそこについては再調査をちゃんと将来命じるべきではないでしょうか。
答)
今、考えているわけではありません。
問)
なぜですか。大臣も納得出来ないというか、今の資料だけでは関わっていないというふうに見えるわけですよね、そこには更にあるものがあるかもしれない、なぜ。
答)
ないと言って、調査に出した資料をもう1回調査しろというわけですか。
問)
ヒアリングであったり、その点についての調査をやることは出来ると思うのですが。
答)
私どもでは、今の段階で考えているわけではありません。今回出した資料というものが、きちんとした答えだと思っています。
問)
先程の質問の関連で、安倍昭恵夫人が関与していないにしても値引きや大幅な値引きや払い下げに影響したのではないかと考える人も多いかと思うのですが、これについて大臣はどう考えていらっしゃいますか。
答)
少なくとも安倍昭恵さんが言われたからといって、財務省理財局や近畿財務局がそれに応じて値引きする、大阪航空局が値引きするということは考えられませんけど。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】財務省:麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成30年5月25日(金曜日))