2019/05/07

【防衛省】岐阜県高山市焼岳付近における民間グライダーの不時着に係る災害派遣について(最終報)

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1.概要

令和元年5月2日(木)、岐阜県高山市焼岳付近でフライト中の民間グライダーが不時着し、乗員等からの連絡により警察及び消防が捜索するも発見に至らず。このため、本日01時25分、東京空港事務所長から航空自衛隊中部航空方面隊司令官(入間)に対し、捜索救難に係る災害派遣要請があった。



2.防衛省・自衛隊の対応

(1)活動部隊
空自 新潟救難隊(新潟)、小松救難隊(小松)

(2)活動規模
航空機3機

(3)主な対応状況
【3日(木)】
01時25分
東京空港事務所長から中部航空方面隊司令官に対して、捜索等に係る災害派遣要請。

04時14分
新潟救難隊のUH-60×1機が捜索活動のため現地に向け基地を離陸。

04時25分以降
小松救難隊のU-125×1機、UH-60×1機が捜索活動のため現地に向け基地を離陸。

06時29分以降
小松救難隊のUH-60が上空からのホイスト吊り上げにより、要救助者2名を救助。

06時46分
要救助者を飛騨エアパークに搬送し、じ後、引き渡しを完了。

07時39分
東京空港事務所長から撤収要請を受け、捜索救助活動を終了。
※ 捜索救助活動が終了したことにより、撤収要請があったもの。



 U-125A 

捜索レーダーや援助物資投下機構などの装備で遭難者を救援します

U-125Aは、救難捜索機MU-2の後継機と位置付けられています。MU-2に比べ、性能、能力ともに一段と向上しました。捜索レーダー、赤外線暗視装置の装備による捜索能力の向上、さらに援助物資投下機構を装備したことによって、遭難者に対する延命も含めた援助能力が向上したことが特徴です。近年は、作戦機の行動範囲が広がっており、それに対応した救難能力の強化を図ることができます。初号機は平成7年、航空自衛隊に納入されました。





 UH-60J 

航続距離が長く、広い救難可能区域を持った救難ヘリコプターです

救難ヘリコプターUH-60Jは、米国の多用途ヘリコプター UH-60Aの航空自衛隊救難機向けの改造機。赤外線暗視装置、気象レーダーや精密な慣性航法装置を搭載しているほか、航続距離が長いので救難可能区域も広く、ほぼ防空識別圏内をカバー、遭難者を生存可能時間内に救助できる区域が広がる、などの特徴を持っています。昭和63年度に3機の調達が開始され、最終的には40機取得の予定です。なお、このうちの5機は空中受油機能が付加され、機体右前方下部にプローブ・アンド・ドローグ式の空中受油装置(プローブ)と、操縦席内に燃料制御パネルが取付けられている。





※詳細は下記ソースよりご確認ください。



【ソース】防衛省:お知らせ 2019(令和元)年5月 5/3 岐阜県高山市焼岳付近における民間グライダーの不時着に係る災害派遣について(5/3 最終報)
【ソース】航空自衛隊:主要装備 救難機

Wikipedia

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