アジア生産性機構(APO)は,アジア諸国の生産性を向上させることを目的に,1961年に設立された国際機関で,事務局は東京(文京区)にあります。APOは,設立以来,工業,農業,環境などの分野を中心に,研修やセミナーを通じて加盟国・地域の生産性向上に貢献する活動を行っています。企業による環境配慮への関心が高まる中,環境保全と生産性向上の両立を目指した事業を実施するのがAPOの役割です。
APO事務局長は,事務局(職員約35名)の統括責任者であり,加盟国との調整や,国際機関の運営及び事業実施という重要な職務を遂行しています。現事務局長の任期が本年9月15日で終了することから,今回,次期事務局長候補者として,我が国政府が指名し推薦しうる候補者を以下の要領にて一般公募することとしました。
但し,事務局長として就任するには,日本政府が指名する候補者として選出された後,APOの最高意思決定機関である理事会における任命手続(他に候補者がいなければ承認手続,他の加盟国・地域も候補者を指名している場合には投票)を経る必要があります。
3 事務局長の任期
1期3年(再任可。但し,理事会の承認を要する。)
4 事務局長の待遇等
APOの規定により支給されます。(兼職禁止)。
5 応募資格
(1)日本国籍を有する者
(2)経済,経済協力,経営,産業(工業・農業),環境,国際関係のいずれか又は複数の分野で計15年以上の実務経験を有すること(アジア地域の勤務などアジアとの交流面での経験があることが望ましい)
(3)高い語学能力を有し(APOの公用語は英語)(TOEIC860点以上,あるいはそれに準ずる語学能力),加盟国政府高官との間で交渉を行う高い交渉能力を有すること
(4)組織内の指導的ポジションで運営や経営に携わった経験を有すること(国際的に活動する組織の運営や経営に携わった経験を有していることが望ましい)
(5)APOが民間のニーズに応えつつ生産性向上に資する活動を行えるよう,特に民間部門での経歴を有する人物が望ましい。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】外務省:アジア生産性機構(APO)「事務局長候補者」の公募