5月12日(日)深夜、海上自衛隊第5航空群所属「P-3C」(那覇)が、久米島(沖縄県)の南の海域(接続水域内)を東進する国籍不明潜没潜水艦を確認しました。その後、13日(月)朝、当該潜水艦が久米島の南の海域(接続水域外)を南東進しているのを確認しました。
なお、5月2日(木)夜、国籍不明潜水艦が、奄美大島(鹿児島県)の西の海域において、短時間ではありますが接続水域内を潜没航行したのを確認しています。
【ソース】防衛省:大臣会見概要 平成25年5月14日(10時28分~10時35分)
Q:一部報道で、潜水艦が中国の原子力潜水艦だと断定しているという報道がありますけれども、この事実関係についてはどうですか。
A:私どもは国籍不明の潜水艦ということですので、それ以上のことはないと思います。
【ソース】防衛省:潜没潜水艦の動向について 平成25年5月19日
5月19日(日)早朝、海上自衛隊「P-3C」が、南大東島(沖縄県)の南の海域(接続水域内)を北東進する潜没潜水艦を確認しました。その後、同日夕方、当該潜水艦が南大東島の南東の海域(接続水域外)を北東進しているのを確認しました
【ソース】防衛省:大臣会見概要 平成25年5月21日(08時17分~08時24分)
Q:潜没潜水艦の航行の件なのですけれども、その後、防衛省で分析・調査の結果、どういった意図・目的を持って行われているのかといったことを大臣はどのようにお考えでしょうか。
A:相手の意図については、私どもが推し量ることはなかなか難しいと思いますが、いずれにしても私どもの領海に入れば、これは海上警備行動の発令ということになりますから、そのような事態にならないように私どもとしてはしっかり対応していきたいと思っています。
Q:前回のときにも大臣は強い口調で「メッセージ」ということで発したと思うのですけれども、その後、また先日潜没航行してきたわけですが、繰り返されていることについては、どういう憂慮をお持ちでしょうか。
A:接続水域を航行することに関しては、特に国際法上、違反というわけではありません。私どもが注視をしているのは、領海に入ってくるということであります。今回の状況も領海に入るような状況ではなかったということですから、これは、警戒・警告、このようなことについて、有効に機能していると思っています。
【ソース】防衛省:潜没潜水艦の動向について 平成26年3月20日
3月19日(水)夜、海上自衛隊「P-3C」が、宮古島(沖縄県)の東の海域(接続水域内)を北西進する潜没潜水艦を確認しました。その後、翌20日(木)午前、当該潜水艦が宮古島の北東の海域(接続水域外)を北西進しているのを確認しました。
【ソース】防衛省:大臣臨時会見概要 平成26年3月21日(13時54分~14時02分)
Q:昨日、国籍は明らかにされていませんけれども、宮古島付近で潜没したままの潜水艦が発表されていますけれども、これについて大臣どういった受け止めをされているのでしょうか。
A:まず、潜没潜水艦が潜水航行していること、これはわが方として探知をしておりました。そしてこれが、わが国の接続水域に入り、複数回、接続水域に入った状況がありましたので、特異的な状況ということで公表させていただきました。あくまでも国籍不明の潜没潜水艦ということであります。そしてそこから我が国の領海を離れたということですので公表したということです。
Q:潜水艦の動きに関して、中国艦船もあの辺を通っているかと思うのですけれども、中国との関連というのは大臣どのようにお考えでしょうか。
A:これはあくまでも国籍不明ということで対外的に公表しております。いずれにしても、我が国の領土を守るためには常にこのような警戒監視が必要だと思っています。
【ソース】防衛省:潜没潜水艦の動向について 平成28年2月16日
2月15日(月)午前、海上自衛隊の「P-3C」、哨戒ヘリコプター及び護衛艦「あさぎり」が、対馬(長崎県)の南東の海域(接続水域内)を日本海から東シナ海の方向へ南西進する潜没潜水艦を確認しました。
その後、当該潜水艦が対馬海峡東水道を南西進したことを確認しました。
【ソース】防衛省:潜没潜水艦及び中国海軍艦艇の動向について(第1報) 平成30年1月11日
1月10日(水)午後、海上自衛隊第6護衛隊所属護衛艦「おおなみ」(横須賀)及び第5航空群所属「P-3C」(那覇)が、宮古島(沖縄県)の東北東の接続水域を北西進する潜没潜水艦を確認しました。
その後、当該潜水艦は引き続き北西進し、1月11日(木)午前、宮古島の北北東の接続水域から出域、東シナ海に進出しました。さらに、当該潜水艦は1月11日(木)午前、大正島(沖縄県)北東の我が国接続水域に入域したことを確認しました。
(後略)
【ソース】防衛省:潜没潜水艦及び中国海軍艦艇の動向について(第2報) 平成30年1月11日
1月11日(木)午後、潜没潜水艦が大正島(沖縄県)の北北東の我が国の接続水域から出域するのを、海上自衛隊第15護衛隊所属護衛艦「おおよど」(大湊)、第6護衛隊所属護衛艦「おおなみ」(横須賀)及び第5航空群所属「P-3C」(那覇)が確認しました。
(後略)
【ソース】防衛省:防衛大臣記者会見概要 平成30年1月12日(09時36分~09時47分)
Q:昨日の中国の船が尖閣の接続水域に入ったことについて改めてお伺いしたいのですが、中国側は、海自の護衛艦が先に入域したので、それを監視していたという主張をしています。この動きの事実関係を教えていただけますでしょうか。また、改めて日本側の主張、反論なりあればよろしくお願いします。
A:私どもとしては、ここは間違いなく国際的にも日本の領土・領海、そしてそれに続く接続水域であります。ここに関して、日本の海上自衛隊が警戒監視を行うことは当然のことだと思っております。また、潜没潜水艦がこの接続水域に入域したということでありますので、私どもとしては、それに対してしっかりとした対応をし、潜没潜水艦に対しても、速やかに接続水域から退去するような形でメッセージを伝えております。その際、中国海軍艦艇が接続水域に入域したということでありますので、これに対しても適切に対応いたしました。いずれにしても、国際的にも、そして歴史的にもこの尖閣が日本の領土であり、領海であり、今回の接続水域は日本の主張が全く間違いないものだと思っております。
【ソース】防衛省:潜没潜水艦の動向について 平成30年1月12日
本日午後、尖閣諸島北西の東シナ海海上において、第15護衛隊所属護衛艦「おおよど」(大湊)及び第6護衛隊所属護衛艦「おおなみ」(横須賀)が、同諸島大正島の接続水域を昨日航行した潜没潜水艦が浮上、中国国旗を掲揚して航行しているところを確認しました。
防衛省としては、これらも踏まえ、当該潜水艦が中国潜水艦であることを確認しました。