【質疑応答】
問)
アメリカがパリ協定からの離脱判断を表明しましたが、このことに関する受け止めと何か働きかけていくことがあれば教えてください。
答)
昔、京都議定書ができたときにアメリカは入っていなかったのです。覚えていますか。中国はどうでしたか。あのとき中国も削減義務対象国には入っていなかったのです。だからそんなのやったって意味がないのではないかと言われながらも日本が主導してやって、結果的にきちんとその方向に事が流れるようになった。
それが終わってパリ協定というのができることになって、百何十カ国入ることになったということなのですけれども、その中でアメリカは、今、化石燃料等の消費等の面から見ても、経済に及ぼす影響がいかがなものか、これは前から言われている話ですから。アメリカは、今、輸出する側になってきていますから、シェールガスだ、シェールオイルのおかげで。そういった意味では随分変わってきている時代になっているのだと思いますが、アメリカはそういったふうに考えて、ちょっと待てという話になったのだと思いますけれども。
国際連盟は、アメリカがつくったのです。それででき上がりました。どこが入らなかったか、それは、アメリカです。その程度の国だと思った方がいい。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】財務省:麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成29年6月2日(金曜日))