本病は、ダニが媒介することや、感染畜等との直接的な接触により感染が拡大します。
本病に有効なワクチンや治療法はなく、 発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから、我が国の家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され、患畜・疑似患畜の速やかな届出とと殺が義務付けられています。
我が国は、これまで本病の発生が確認されておらず、本病の清浄国ですが、アフリカでは常在的に、ロシア及びその周辺諸国でも発生が確認されているため、今後とも、海外からの侵入に対する警戒を怠ることなく、本病の発生予防に努めることが重要です。
なお、アフリカ豚コレラは豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。
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<発生予防対策の重要ポイント(抜粋)>
(ア)人・物・車両によるウイルスの持込み防止
衛生管理区域、豚舎への出入りの際の洗浄・消毒の徹底
衛生管理区域専用の衣服、靴の設置と使用の徹底
人・物の出入りの記録
飼料に肉を含み、又は含む可能性があるときは、あらかじめ摂氏70度・30分間以上又は摂氏80度・3分間以上の加熱処理を徹底
(イ)野生動物対策
飼料保管場所等へのねずみ等の野生動物の排せつ物等の混入防止
豚舎周囲の清掃、整理・整頓
死亡家畜の処理までの間、野生動物に荒らされないよう適切に保管
(ア)人・物・車両によるウイルスの持込み防止
衛生管理区域、豚舎への出入りの際の洗浄・消毒の徹底
衛生管理区域専用の衣服、靴の設置と使用の徹底
人・物の出入りの記録
飼料に肉を含み、又は含む可能性があるときは、あらかじめ摂氏70度・30分間以上又は摂氏80度・3分間以上の加熱処理を徹底
(イ)野生動物対策
飼料保管場所等へのねずみ等の野生動物の排せつ物等の混入防止
豚舎周囲の清掃、整理・整頓
死亡家畜の処理までの間、野生動物に荒らされないよう適切に保管
<予防対策の重要ポイント紹介動画>
アフリカ豚コレラの日本への侵入を防ぐため、生産者の方々に気をつけていただきたいポイント動画にまとめました。
畜産関係者の方がアフリカ豚コレラの発生国に行かれる場合の留意事項
アフリカのサハラ砂漠以南及びロシア、グルジア等の国々は、アフリカ豚コレラの発生国であり、我が国はこれらの国からの動物及びそれに由来する肉の輸入を原則として禁止しています。
これまでもお願いしてきましたが、畜産に関係する仕事に従事している方々が、これらの国々を訪問した際には、家畜を飼育している農場などへの立入りは極力避けるようにしてください。
また、やむを得ず農場などの畜産関連施設へ立ち入ったり、家畜に接触した場合には、病原体が人や物に付着しているおそれがありますので、帰国時に動物検疫所のカウンターにお立ち寄りください。我が国への病気の侵入を防止するため、皆様方の御理解と御協力をお願いいたします。
また、過去の事例から、清浄国においてアフリカ豚コレラが発生する原因は、ウイルスに汚染された航空機や船舶から出る厨芥残渣を豚に給餌したことによるものです。このため、動物検疫所は定期的に、厨芥残渣が適切に処理されているかどうかの立入検査をしています。発生国からの肉製品等の持込みは、機内食も含め堅く禁じられていますので、これらの国々を訪れた際には、十分に御注意ください。
海外におけるアフリカ豚コレラの発生状況
世界におけるアフリカ豚コレラの発生状況
(2019年1月15日現在)(PDF : 346KB)

欧州・ロシア等におけるアフリカ豚コレラの発生状況
(2019年2月18日現在)(PDF : 331KB)

中国・モンゴルにおけるアフリカ豚コレラの発生について
2018年(平成30年)8月3日、中国の農場において、初めてアフリカ豚コレラの発生が確認されました。
2019年(平成31年)1月9日、モンゴルの農場において、初めてアフリカ豚コレラの発生が確認されました。
中国・モンゴルにおけるアフリカ豚コレラの発生状況
(2019年2月17日現在)(PDF : 367KB)

※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】農林水産省:アフリカ豚コレラについて 更新日:平成31年2月19日