Q:各国と緊密に連携していきたいということですが、大臣が何度も申し上げられているように、日米韓3ヶ国の緊密な連携が現状できているという御認識でしょうか。
A:大きな文脈においての考え方は変わっていないというふうに思っております。日韓の間で緊張がありましたが、それも徐々に解消に向かっているというふうに考えておりますし、今後とも、日米韓、日韓、あるいは関係国ということでいうと、北朝鮮の問題で言えば中国、ロシア、そういった国々としっかりと意見交換・意思疎通を図っていかなければいけないと思っております。
Q:今、大臣は「徐々に解消に向かっていると考えている」とおっしゃいましたが、これは、どういうことをもって、そういうふうなお考えになったのでしょうか。
A:防衛当局間というのは、常時色々な交信を行っておりますけれども、緊張を高めるような発信というものがなくなってきていると感じております。
Q:再三、日本が求めている、事実関係を認めた上での再発防止策を講じるという観点においては、進展はあるのでしょうか。
A:明確なお答えは現段階でもないわけですが、現にそういう事案はその後発生しておりませんし、これからも発生しないということを強く求めたいと思います。
Q:今、海上自衛隊幹部学校でセミナーが行われておりまして、韓国の中佐がいらっしゃると思いますが、レーダー照射以来、初めての公の交流であると思いますが、その受け止めと、改めて今後どのような韓国との防衛交流を続けていきたいかをお聞かせください。
A:参加していただいたことは評価し、歓迎したいと思います。現場でいろいろな会話が交わされるだろうと思いますが、それもまた、未来志向のものであってほしいと期待したいと思います。
Q:昨日のぶら下がりで、観艦式の招待について諸情勢を考えて判断していきたいと仰いましたが、どのような条件が整えば、韓国を呼べる状況になるのでしょうか。
A:条件を明示するというわけにはいかないところがありますが、全体状況が更に改善をして、韓国の参加を得るということが、日韓相互にとっても、地域社会全体にとっても、非常にプラスになるという状況であると判断されれば、御参加いただきたいと思っております。
Q:観艦式の話に戻りますが、先程大臣が、「全体状況が更に改善して、韓国の参加が、日韓双方にとってプラスになると判断されればご参加いただきたい」と仰っていらっしゃる点について、言い方を変えると、現状ではなかなか、今の状況、今の環境で招待するのはまだハードルが高いという認識で良いのでしょうか。
A:まだそういう判断をしているところではありません。検討中でございます。
Q:韓国は今、現時点で招待はだされていないと思うのですが、他国に関しては、もう大筋で招待は終わっているという状況なのか、今後準備している段階なのか、その状況についてお伺いします。
A:それぞれ、相手国との関係がございますので、どこに今、どういうふうにしているということを申し上げるのは控えさせていただければと思います。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】防衛所:防衛大臣記者会見 平成31年2月26日(09:35~10:05)