【質疑応答】
問)
冒頭大臣の御発言にあった日米経済対話についてお伺いします。18日に来日されて初会合が開かれるということでありますけれども、一方でアメリカ政府の方で政府高官の議会承認が遅れていたり、必ずしもアメリカ側の交渉体制が十分に整っていないような面があるのだと思うのですけれども、こうした状況下で初会合に臨まれる大臣のお考えについてお聞かせいただきたいと思います。
答)
大統領選挙がアメリカで4年に1回行われます。そのときに大統領が変わる、党が変わる等の件で、局長クラス以上がごそっと3,000人ぐらい変わります。おまけに党が変わっていますから、さらに話が大きく変わる。よくある話です。私の時は、ブッシュ共和党大統領からオバマ民主党大統領に代わった最初の外国からの首脳というのが日本だったものですから、あのときも人手はなしというような状況がしばらく続いたと思います。相手の人の次官とか局長とか、誰が来るかという指名はされていますけれども、それがいつ議会で承認になるのかというところがよくわかりません。そうすると、今の段階では、私達の相手、副長官、財務官の名前は知っていますけれども、その人達と交渉はできませんから、あの国のルールで。そういった意味ではしばらく、こちら側の体制ができ上がってもできないという状況が続くというのは、財務省に限らず、ほかの役所もそういうことになっているのではないでしょうか。承認を得るところまでいっているところというのはあまりないような気がします。今は、大統領次席補佐官のジャスターとかぐらいですから。いずれにしても体制というのは、今からしばらくの間、調整していくということになるのだと思います。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】財務省:麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成29年4月7日(金曜日))