1 4月21日(日)現地時間の午前9時前後(日本時間の同日午後0時半前後),コロンボ県コロンボ市(聖アンソニー教会),ガンパハ県ネゴンボ市(聖セバスティアン教会),バティカロア県プリヤンティヴ村(シオン教会)の3つの教会と,コロンボ市内のホテル3カ所(シャングリラ,シナモン・グランド,キングスベリー)の計6カ所にてほぼ同時に爆発事案が発生しました。報道によれば,多数の死傷者が発生している模様です。現時点では爆発の原因を含め詳細は明らかになっていませんが,スリランカ政府によれば本件はテロ事案であり,現地警察当局等が背景を調べています。
2 また,上記1事案発生後には首都スリジャヤワルダナプラ・コッテ付近のデヒワラ(Dehiwela)動物園付近およびデマパゴダにて新たな爆発が起こったとの情報もあります。この状況を踏まえ,スリランカ政府は本日外出禁止令を発出しました(新たな通報があるまで有効)。
3 つきましては,引き続きコロンボを含むスリランカ国内で類似事案の発生も考えられますので,スリランカに渡航・滞在される方は以上の状況を考慮し,不測の事態に巻き込まれないよう最新の関連情報の入手に努めてください。また,外出禁止令が解除された後も,当面の間,事案発生場所の周辺には近づかないようにしてください。スリランカに渡航・滞在される方は,不測の事態に巻き込まれることのないよう以下の対応に努めてください。
(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
教会・モスク等宗教関係施設,
ホテル,
政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等,
観光地周辺の道路,
スポーツの競技場,
コンサートや記念日・祝祭日等のイベント,
公共交通機関,
観光施設,
レストラン,
ショッピングモール,
スーパーマーケット,
ナイトクラブ,
映画館等人が多く集まる施設。
(3)上記3(2)の場所を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(4)現地当局の指示があればそれに従う。特に爆弾等の事案に遭遇してしまった場合には,警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。
●頑丈なものの陰に隠れる。
●周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合,出入口に殺到すると将棋倒しなどの
4 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
5 なお,テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せて御参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(パンフレットは,
https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html に掲載。)
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_10.html に掲載。)
(3)ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル
(マニュアルは,
http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html に掲載)
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】外務省:スリランカにおける同時爆発に伴う注意喚起