【NHK 奥住記者】日韓関係について2点伺います。先日の日韓外相会談で徴用をめぐる問題で,韓国側は日韓請求権協定に基づく協議に応じるかどうか明らかにしませんでした。こうした韓国側の対応について受け止めをお願いします。
【河野外務大臣】現に紛争が起きているのは明白でございますので,協定に基づいて粛々と韓国側が協議に応じるものというふうに私(大臣)は考えております。
【NHK 奥住記者】もう1点同じく日韓なのですが,同じ会談の中で康京和(カン・ギョンファ)外相が,自衛隊が韓国軍の艦艇に対して低空で威嚇飛行をしたとして遺憾の意を表明されました。さらに韓国側は昨日5枚の画像を公開して,正当性を主張されているのですが,こうしたことに対する受け止めと,韓国政府に求めたいことをお願いします。
【河野外務大臣】韓国側からおっしゃったような事実はないということを申し上げました。この件については防衛省の方が対応されると思いますが,防衛省はおそらく情報を公開して,この問題については防衛省としてはそれで打ち止めというような話だったんだろうと思います。外務省としてそこは,対応は防衛省にお任せをするとして,外交的に何か防衛省をバックアップしなければいけないことが生ずれば,それは外務省もしっかり対応していきたいと思います。
【東亜日報 金記者】低空飛行の問題について伺います。レーダー問題について,外務省は積極的に対応したと考えていますが,今回の低空飛行の問題は,防衛省に任せるという,外務省が対応しないようにする理由はなんですか。
【河野外務大臣】このレーダーの照射の問題は技術的な問題でございますから,これはもう防衛省,国防部でしっかりとやっていただくということで,防衛省に対応していただいておりましたが,防衛省も先般,把握している事実関係を公表し,これで最終的であるというような話をされておりました。外務省としてとくに付け加えることはございませんが,今後,何か外交的に対応する必要が生じた場合には,外務省として防衛省をバックアップしてしっかり対応していきたいと思います。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】外務省:河野外務大臣会見記録 (平成31年1月25日(金曜日)14時32分 於:本省会見室)