平成30年12月25日(火)0530、岐阜県関市の養豚場において豚コレラの発生が確認されました。このため、速やかに防疫措置を行う必要があることから、同日同時刻に、岐阜県知事から陸上自衛隊第10師団長に対して、豚の殺処分等の支援に係る災害派遣要請がありました。
災害派遣要請を受け、第10師団は、守山駐屯地に所在する第35普通科連隊、第10後方支援連隊及び第10通信大隊を岐阜県関市に派遣しました。
【ソース】(お知らせ) 平成30年12月27日
岐阜県関市における豚コレラに係る災害派遣について(最終報)
※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
1.災害派遣の概要
(1)要請日時 平成30年12月25日(火)05時30分
(2)要請元 岐阜県知事
(3)要請先 陸上自衛隊第10師団長(守山)
(4)要請の概要 豚の殺処分等の支援
(5)発生場所 岐阜県関市
(6)撤収要請日時 平成30年12月27日(木)20時00分
3.防衛省・自衛隊の対応
(1)活動部隊
陸自 第10師団司令部(守山)、
第35普通科連隊(守山)、
第10通信大隊(守山)、
中部方面警務隊第130地区警務隊(守山)、
自衛隊岐阜地方協力本部
(2)活動規模
人員 約400名(延べ約1,260名)
車両 約75両(延べ約240両)
その他 LO人員4名、LO車両2両
(延べLO人員20名、LO車両7両)
(3)活動内容
〇 豚舎内における豚の追い込み作業など。
〇 殺処分した豚、餌などを埋却地に運搬処理。
○ 養豚場における消毒支援。
※詳細は上記ソースよりご確認ください。
【ソース】陸上自衛隊第10師団フォトギャラリー
岐阜県関市における豚コレラに係る災害派遣
第10師団は、平成30年12月25日(火)午前05時30分、岐阜県知事から「豚コレラに係る災害派遣」の要請を受け、災害派遣部隊(第35普通科連隊、第10後方支援連隊、第10通信大隊)を派遣し、養豚の追い込み、処分された豚の運搬、養豚施設内外の防疫活動及び汚染物品等の除去を行い、27日(木)午後8時、防疫作業の概ね終了に伴い岐阜県知事からの撤収要請を受理し、今災害派遣活動を無事終了しました。

ベニア板を使って、豚を追い込む隊員

養豚施設の防疫活動

夜を徹した派遣活動(夜間作業の景況)

汚染物品(飼料)を落とす隊員

養豚施設内の汚染物等を清掃する隊員

殺処分された豚に黙祷をささげる隊員
※詳細は上記ソースよりご確認ください。
【ソース】防衛省:お知らせ 2018(平成30)年12月
【ソース】陸上自衛隊第10師団フォトギャラリー