平成30年9月9日、岐阜県の養豚農場において、我が国では、平成4年以来26年ぶりとなる豚コレラの発生が確認されました。その後、12月25日までに岐阜県において合計6件の発生が確認されています。また、9月13日以降に調査対象区域内で発見された死亡した野生いのしし及び捕獲された野生いのししを検査した結果、豚コレラの陽性事例が確認されています。豚コレラは、豚やいのししが感染する病気であり、強い伝染力と高い致死率が特徴です。日本では家畜伝染病予防法で家畜伝染病に指定されています。
畜産農家の皆様方におかれましては、引き続き、飼養衛生管理の徹底や早期摘発のための監視の強化に万全を期していただくようお願いいたします。
なお、豚コレラは豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。
豚コレラとは
・豚コレラウイルスにより起こる豚、いのししの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴。
・治療法は無く、 発生した場合の家畜業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定されている。

白:豚コレラ清浄国(34カ国)
青:豚コレラ清浄地域を含む国(2カ国)(ブラジル・コロンビア)
赤:豚コレラ非清浄国
近隣諸国における発生状況について(過去5年間)
2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | |
ロシア | 1(2) | 1(3) | 1(2) | (3) | 2 |
モンゴル | 0 | 5 | 4 | 0 | 0 |
中国 | 28 | 28 | 12 | 21 | 23 |
韓国 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 |
台湾 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
香港 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
出典:OIE WAHIS 年次報告による
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】農林水産省:豚コレラについて