2019/01/26

【防衛省】北朝鮮船籍タンカー「AN SAN 1 号」と船籍不明の船舶による洋上での物資の積替えの疑い 平成31年1月18日

1.事案の概要
  平成31年1月18日(金)午後、北朝鮮船籍タンカー「AN SAN 1 号」(IMO 番号:7303803)と船籍不明の小型船舶が東シナ海の公海上(上海の南約410㎞の沖合)で接舷(横付け)していることを海上自衛隊第1海上補給隊所属「おうみ」(佐世保)が確認しました。

  両船舶は、接舷(横付け)した上で蛇管(ホース)を接続していたことから、何らかの作業に従事していた可能性があり、政府として総合的に判断した結果、国連安保理決議で禁止されている「瀬取り」を実施していたことが強く疑われます。

  なお、北朝鮮船籍タンカー「AN SAN 1 号」は、平成30年3月に国連安保理北朝鮮制裁委員会から資産凍結・入港禁止の対象に指定された船舶です。

2.我が国としての対応
  我が国としては、本事案について、国連安保理北朝鮮制裁委員会に通報するとともに、関係国と情報共有を行っています。




(写真①-1:接舷して蛇管を接続している北朝鮮船籍タンカー「AN SAN 1 号」と船籍不明の小型船舶。1月18日16時35分頃撮影)




(写真①-2:接舷して蛇管を接続している北朝鮮船籍タンカー「AN SAN 1 号」と船籍不明の小型船舶。1月18日17時45分頃撮影)




(写真②:北朝鮮船籍タンカー「AN SAN 1 号」。1月18日15時20分頃撮影)



【ソース】防衛省:北朝鮮船籍タンカー「AN SAN 1 号」と船籍不明の船舶による洋上での物資の積替えの疑い(平成31年1月18日)
【ソース】防衛省:北朝鮮船籍タンカー「AN SAN 1号」と船籍不明の小型船舶による洋上での物資の積替えの疑い 平成31年1月24日
【ソース】防衛省:我が国における国連安保理決議の実効性の確保のための取組

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