8月22日(金)
米国防総省は,「19日,南シナ海の公海上空で,中国軍の戦闘機が米軍の対潜哨戒機に約6メートルまで異常接近し,挑発行動を繰り返した」旨発表。
2015年
10月27日(火)
米国が,イージスシステム搭載駆逐艦「ラッセン」を南シナ海に派遣。「ラッセン」は,中国が埋立てを行ったスビ礁から12海里以内を数時間の間航行。米軍のP-8A対潜しょう戒機及びP-3対潜しょう戒機が随伴したとされる。
5月24日(水)
米海軍の駆逐艦「デューイ」が,中国の実効支配下にある南シナ海・スプラトリー(南沙)諸島のミスチーフ(美済)礁から12カイリ内を航行し,「航行の自由作戦」を実施。同作戦の実施はトランプ政権発足後初。中国国防部は25日,「断固たる反対の意を表し,米国側に厳正な申入れを行った」旨表明。
7月2日(日)
米海軍の駆逐艦「ステザム」が,西沙諸島のトリトン(中建)島から12カイリ内を航行し,「航行の自由作戦」を実施。中国国防部は3日,中国側が軍艦・戦闘機を派遣して米艦に立ち去るよう警告したとした上で,米側の行為が,双方の戦略的な相互信頼を損ない,地域の平和と安定を破壊するものなどと表明。
8月10日(木)
米海軍の駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が,南シナ海・南沙諸島のミスチーフ(美済)礁から12カイリ内を航行し,「航行の自由作戦」を実施。中国国防部は11日,「断固たる反対」を表明し,米側に「『航行の自由』を名目にした違法挑発を直ちに停止するよう強く促す」旨の談話を発表。
10月10日(火)
米海軍の駆逐艦「チェイフィー」が,南シナ海・パラセル(西沙)諸島付近を航行し「航行の自由」作戦を実施。中国国防部は11日,「断固反対」し,米側に「誤りを正し,両国・軍関係の発展にプラスのエネルギーを加えるよう要求する」との談話を発表。
2018年
1月17日(水)
中国外交部の発表(20日)によると,米海軍駆逐艦「ホッパー」が南シナ海スカボロー礁の12カイリ内海域を航行。中国国防部は20日,中国軍艦が米艦への識別・調査,退去警告を行ったとした上で,米国に対し,「中国の主権と地域諸国の努力を尊重し,故意に騒ぎを引き起こさないよう希望する」との談話を発表。
3月23日(金)
米海軍のイージス駆逐艦「マスティン」が南シナ海のミスチーフ礁から12カイリ内を航行し,「航行の自由作戦」を実施。中国国防部は同日,中国軍艦2隻が退去警告を行ったとした上で,「中国の主権と安全に重大な損害を与えた」と表明。
5月27日(日)
米海軍のミサイル駆逐艦「ヒギンズ」とミサイル巡洋艦「アンティータム」の2隻が南シナ海・西沙諸島で中国が主権を主張する島の12カイリ内を航行し,「航行の自由作戦」を実施。中国国防部は同日,艦艇と航空機を派遣し退去警告を行ったとした上で,「中国の主権を重大に侵害し,良好な秩序を壊した。中国はこれに断固反対する」と表明。
9月30日(日)
米海軍のイージス駆逐艦「ディケーター」が,南シナ海・南沙諸島で中国が主権を主張するガベン礁とジョンソン南礁から12カイリ内を航行し,「航行の自由作戦」を実施。米太平洋艦隊は,10月1日,同作戦実施中の米軍艦に中国の駆逐艦が異常接近した旨発表。中国国防部は翌2日,「著しく中国の主権と安全保障を脅かし,中米両国・両軍関係を破壊し,地域の平和と安定に危害を及ぼすものであり断固反対する」などと表明。
11月26日(月)
米海軍のイージス巡洋艦「チャンセラーズビル」が,南シナ海・西沙諸島付近を航行し,「航行の自由作戦」を実施。中国外交部は,30日,「中国側は,直ちに軍艦,軍用機を派遣し,米艦に対して確認調査・識別を実施するとともに,警告と駆逐を行ったほか,米国側に厳正な申入れを実施した」などと発表。
【ソース】公安調査庁:最近の内外情勢