【ポイント】
●最近,カイロ市内及びカイロ近郊で複数の爆発事案がありましたので,改めて注意を呼びかけます。
●治安情勢に関して最新情報の入手に努め,テロの標的となりやすい場所を避けるとともに,安全確保に十分注意を払ってください。
1 エジプト政府の発表によれば,最近,以下の事案が発生しています。
(1)昨年12月28日,ギザ市のピラミッド地区から北へ約3kmの幹線道路から外れた路上で,簡易爆発装置の爆発により,観光バスの乗客等が死傷。
(2)2月15日,ギザ市のギザ広場近く(ギザ動物園から南に約500m)で爆発物が発見され,治安当局が対応中に爆発。
(3)2月18日,カイロ市内イスラム地区のアズハル通り周辺において,治安当局が追跡中の人物が携行していた爆発物を爆発させ,警察官複数名が死傷。
2 エジプトでは,シナイ半島,西方砂漠をはじめとする全土でテロリスト掃討作戦が継続されています。カイロを含むエジプト国内でテロ事件が発生する可能性は排除されないことに留意してください。
3 「ここは日本ではない」という意識を持ち,以下のテロ対策をお願いします。
(1)最新の治安情報の入手に努める。
(2)軍・警察・司法等の政府関係機関の施設や車両,主要インフラ施設,治安当局が立ち入り規制している場所等には近づかないようにする。
(3)常に周囲の状況に注意を払い,騒ぎや急な人だかりなどの不審な状況,不審な物・人物を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意する。観光施設,公共交通機関,教会,モスク等の外国人を含めた不特定多数の人が集まる場所を訪れる際には,特に注意を払う。
参考:エジプト「海外安全情報」:
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_094.html
4 海外渡航の際には,万一に備え,家族,友人,職場等に,日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は,在エジプト日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在エジプト日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html)
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】外務省:エジプトの治安情勢に関する注意喚起