2019/02/18

【財務省】「総裁選、石破候補は善戦せず」 麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成30年9月21日(金曜日))

【質疑応答】

問)
  先程大臣、総裁選については財務大臣の会見なので答えないとおっしゃいましたけれども、財務大臣としても伺いたいので質問させてください。選挙期間中、石破さんは大臣が適材適所とおっしゃった佐川前長官や福田次官の辞任、また自殺者を出した公文書改ざん問題についても石破さんは安倍総理との討論の中で批判されています。

答)
  テレビ朝日の番組だったな、あれは。

問)
  「報道ステーション」の中だと思います。これまでの麻生大臣の言動や対応が今回の石破さんの党員票45%を獲得するに至ったこの選挙結果にどう影響したか、影響があったのか、大臣はどうお考えでしょうか。

答)
  全く関係ないと思いますね。

問)
  全く関係ないという点ですけれども、批判の声が上がっていましたけれども、関係ないというのは信頼回復できているから関係ないのか、なぜ関係ないとお考えに。

答)
  そういうことによって影響されている話で、何%という話は出てこないのだと思うのですね。我々見ていて、前回6年前、石破さんは何票取った?

問)
  55%を獲得されています。

答)
  前回の総裁選挙で石破候補と安倍候補と2人になったでしょう、最終で。あのとき最終決戦で石破さんは何議席取った? 議員数で。

問)
  89議席です。

答)
  89人ね。あのときの国会議員の数は?

問)
  197です。

答)
  198ね。それで89議席。今回は?

問)
  405のうちの73ですね、議員票で。

答)
  ということは200が400に増えて、89が73に減ったのではないの。

問)
  すみません、党員票45%の方で伺いたく。

答)
  議員の方がよく見ているからね、本人を。報道機関の記者として石破さんという人を見ている目と、議員として一緒に普段いる人たちの見る目、どっちの方を、代議員というのはそういう制度だから。少なくともそういった者が、見ている人たちの票が倍に増えなきゃ普通おかしいのが、89から160いったっておかしくないのが73に減っているという現実は、我々政治の世界にいる者にとっては極めて大きいのだと思いますね。それから世論調査というのは、大体こういうのは6対4ぐらいになるものだと思っていますから、私共としてはそういうものだと思って最初から甘利さんなんて55ぐらいなのではと言っていたのではなかったですかね、私の記憶では。だからそういった意味では善戦とも思わないし、最初からそれくらいだろうなと思っていましたから、そういう数字だと思っていますから、特に、議席がえらい少ないなとは思いましたね。



問)
  今後の政権運営についてお伺いしたいのですけれども、昨日総裁選後に一時、日経平均が、石破さんが善戦したことによって今後の政権運営に不安が出たということで、終値自体はプラスになったのですけれども、一時ちょっと下げる場面もありました。今後のマーケットのことも含めて、石破さんが善戦したことによって政権運営に影響がどのぐらい出るのかというのをどのように閣僚の1人としてお考えでしょうか。

答)
  あまりないのではないでしょうかね。

問)
  それは人事面なども含めて関係ないというふうにお考えでしょうか。

答)
  そうでしょうね。人事の話は少なくとも、報道機関のやたら好きな話だね、今から来月までずっとその話ばっかりで飯食おうという話なのだろうけれども。人事の話は、人事権は総理大臣の専権事項ですから、俺に聞いてもそれは無理ですな。

問)
  報道などでは麻生さんは留任されるという報道も出ていますけれども、安倍政権、今後3年間続くわけで、その中で石破さんが善戦することによって石破さんの政策だったりとかというのを安倍政権の中で取り入れる可能性というのもあると思いますか。

答)
  まず、善戦というのはそちらの社の見解ね。もしくはあなた自身の見解。だけど俺はさっき言ったように89が74に下がったというのは善戦なんて思ったことはないね。初めから予想どおりだったから別に、それより議員数は少なかったかなと思って、善戦にそちらはしたいのだなというのはわかる、気持ちはわかるよ。だけど俺、善戦とは思っていないから。多分ほかの人もそう思っている人は多いと思いますよ。だからそういった意味では、それによって特にどうのこうのと影響してくるとはとても思えませんけれどもね。

問)
  先程麻生大臣、安倍さんのことをよく見ている、議員票が大事なのだという結果を尊重されていましたけれども、それは逆に党員票を軽視されているようにも聞こえるのですが。

答)
  そういう具合にとる会社なのだね。私としては普通、常識的に言って、そばにいる人の方がよく見えているのではないのという話を率直にしているだけですけれどもね。それを軽視しているようにつくり上げたいのがそちらの社の考え方か、それとも君の考え方か知らないけれども、軽視しているつもりは全くありませんよ。だって前より増やしているのだから。今回、少なくとも党員票が幾つ増えたのです? 党員票、何票増えたのです?

問)
  前回と比べてですか。実数値でおっしゃっていますか、パーセントではなくて。

答)
  絶対票が増えたろう。前回は何票だったのですか。党員票の比率を議席数まで上げたのだろう。だから400に増えているのだろう。議席が400増えたから、それに合わせて、議員総数に合わせて地域総数もそれに合わせたろう、数字を。一番肝心なところはそこでしょうが。パーセントなんかどうでもいいよ。そこが一番肝心なところ。ということは議員票と同じ分だけ地方票を大事にした結果を出したのではないの、それは。それがどうして軽視しているという話につなげたいのだね。

問)
  ということは45%もの方が石破さんに、安倍さんでは今後の参院選とか選挙を戦えないというふうなお考えをされたということは、今後何かこれまでの一連の政策であったり、対応であった部分は反省されて変える部分も出てくるというか、何か検討すべきということなのでしょうか。

答)
  安倍総理が決められる話だとは思いますけれども、私自身でそういったことを、最初からそれくらいあるものだと、2人で選挙すれば大体6対4になるのが普通ですから、別に驚くことはない話で。選挙というのは51対49で初めて選挙、小選挙区制というのは、1対1でやっている小選挙区ですからね。だから1対1でやれば51対49で初めて選挙というものになるのだと思っていますから、そういった意味では私共はその意味で、その点に関して特にこれによって地方票が何とかだというような感じを大きくとらえているということはないと思いますね。



※詳細は下記ソースよりご確認ください。



【ソース】財務省:麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成30年9月21日(金曜日))

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