気象庁は、台風に関する強度予報をこれまでの3日先までから5日先までに延長します。平成31年3月14日からは、台風の進路・強度ともに5日先までの予報となり、防災対応における一層の活用が期待されます。
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気象庁では、平成30年(2018年)6月に更新したスーパーコンピュータシステムによる計算能力の向上や、台風の最大風速や中心気圧などの強度をより正確に予測するための技術開発を行ってきました。
今般、これらの準備が整ったことから、平成31年(2019年)3月14日12時(日本時間)以降、最初に発生した台風から、現在3日先まで発表している強度予報(中心気圧、最大風速、最大瞬間風速、暴風警戒域等)を5日先までに延長して発表します。これにより、気象庁の発表する台風予報は、進路・強度ともに5日先までとなります(図1)。また、台風の暴風域に入る確率情報も、現行の3日先までから5日先までに延長します(図2、3)。
なお、5日先までの強度を含む台風予報は、従来の3日先までの台風予報と同じ時刻・頻度で、1日4回発表します。
これにより、4日先以降の暴風警戒域等に関する情報を新たに提供できるようになるため、台風接近時の防災行動計画(タイムライン)に沿った防災関係機関等の対応を、これまでより早い段階からより効果的に支援することが可能となります。
図1 気象庁ホームページの表示イメージ
<現行の3日先までの進路・強度予報> <現行の5日先までの進路予報>


↓ 変更後 ↓ 変更後 ↓ 変更後 ↓ 変更後 ↓ 変更後 ↓
<5日先までの進路・強度予報>

図2 台風の暴風域に入る確率(分布図)のイメージ

図3 台風の暴風域に入る確率(地域ごとの時間変化)のイメージ

※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】気象庁:台風強度予報の5日先までへの延長について