2019/03/17

【財務省】「道路を2つまたぐ新国立競技場のデザインは国土交通省が許可してない」 麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成27年7月21日(火曜日))

【質疑応答】
問)
  新国立競技場についてです。安倍総理が先週末、新国立競技場の建設計画を白紙に戻すと正式表明されました。デザインも含めた白紙ということですけれども果たして間に合うのか。そして今回批判の矢面になりましたコストの抑制に向けての対処方針もついでに教えてください。あともう1点、デザインについてなのですけれども、当初のザハさんの案、賛否両論ありました。大臣として私見で結構ですので、新たなデザイン、どんなものが望ましいとお考えなのか、和風の方がいいのか、ああいう斬新な方がいいのか、より質実剛健な形のものがいいのか、どうお考えなのかお教えください。

答)
  よほど私が頭いいと思っているのか知らないけれども、3つも4つもまとめて聞かれてもわからないので、最初の1つをもう1回言ってください。

問)
  まず1つ、間に合うのか。

答)
  間に合うのか、はい。

問)
  2つ目、コスト抑制、今回コストが高くなったことが批判の対象になりました。新たに改めてもう1回白紙ということですけれども、コスト抑制、どういうふうに取り組まれるのか。

答)
  コストは下げます。下がらなければ意味がないです。

問)
  3つ目はデザインに関して、副総理としてどんなデザインがいいとお考えなのか。

答)
  最初のデザインは覚えていますか。あの最初のデザインを見て何を思いましたか。野田内閣の田中眞紀子文部科学大臣の時のものは道路を2つまたいでいたでしょう。決議を決めたのは菅内閣。デザインを決めたのは野田内閣。担当大臣、田中真紀子さんだったでしょう。道路の上にこんなものができるという許可を国土交通省が下ろしてもいないので、そういったものができるというふうなことはとても考えられないと言って、政権が代わってすぐ1月にその話が来たから言いましたよ。次にオリンピックがとれたらという話で、当時はまだとれていなかったのだから、デザインが今から間に合わないからこれでやりますという話だったので、あの時は竹田さんやら河野さんとかが来られていたので、まさか私が元オリンピック選手だからといってローザンヌまで連れていかれるとは思っていなかったので、デザインとして何か競技場、今のままではないということははっきりしていますので、今さら他のデザインは間に合わないと。それはそうだろうと言われたので、あれはあのまま出すことになった。そういう経緯だったでしょう。それで結果としてこういったものがどうですかと言われたので、物理的に国土交通省やら何やらの許可が下りるとはとても思えない。高さは周りのビルより高いというようなものなのではないですか。神宮というところは、人工林ですけれども、明治神宮の内苑等は、全部自然で循環していて東京都内では数少ない人工の自然林です。そういうところにバサバサ倒してやるというのはいかがなものですか、最小限でいくことを考えないといけないのではないか、したがって自然の中にうまくいくようなことを考えたらどうですかと言いました。私は担当ではないから、そういうものなのではないですかということを申し上げて、とれたら東京都のしかるべきものを出すというお話ができ上がっていたそうですが、その引き継ぎは行われていないと。聞かされた今の知事も知らないという話になっていて、話がさらに込み入ったという話なので、政権が交代したのと東京都側も知事が交代したのと、いろいろな理由が重なって話がごちゃごちゃして、そこに資材費の高騰、人件費の高騰等があって額が巨大に重なってしまったという結果ですけれども、どう考えても額が大き過ぎると私はそう思います。少なくとも屋根がついた形というけれども、陸上競技場というのは基本的には屋外スポーツですから、屋外スポーツに屋根、ドームの必要はありませんから、そういった意味では基本的には今の段階でオリンピックのメインスタジアムを作るというので新しくデザインを集められるのでしょうけれども、基本的には我々としてはちゃんとした、前の建物もかなり、昭和39年の時代にしてはと思いますけれども、少なくとも貴賓席に屋根がないなんていうのは、ほとんどの競技場で今ありませんから、そういった意味ではアンツーカーを9レーン、普通は8レーンなのですけれども、内側1レーンだけはみんなが走りますから、1レーンだけ余計にとってあるでしょう。そういったようなものも含めて全部きちんとやれるようなものを、何十年かきちんとした形で残せるようなものを作られるようにされるべきで、周りとうまく調和するものができるのが望ましいのではないかと思っています。デザインについては担当ではありませんので、私の個人的感想をよく聞くけれども、何の意味もない質問だから。



※詳細は下記ソースよりご確認ください。



【ソース】財務省:麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成27年7月21日(火曜日))

Wikipedia

検索結果