【質疑応答】
問)
補正についてもう1つお尋ねします。この中身で額は小さいのですが、必ずしも強い経済とは限らない事業も含まれているようです。その中で自民党の外交部会でもその必要性が話題になった中国での植樹事業90億円というのが盛り込まれています。大臣はこの事業を補正予算に盛り込むことについてはどのような評価をされたのでしょうか。
答)
少なくとも中国からのPM2.5が偏西風に乗ってどんどん来て、昔は黄砂とかいろいろ言ったのですけれども、その内容が激しくなってきて、少なくとも私の選挙区では朝起きたらゴルフ場が真黄色、目がおかしいのかと思うぐらい真黄色になるんです。何でこれが起きたかといえば、植物学者等の話によれば、いわゆる文革の時代に木を切って、後で植林するという文化がない。そういった習慣がないという中国の揚子江の上流の泥と一緒に揚子江に流れ込んできて、それが三峡ダムにたまっている等、水の問題というのは極めて大きい。その問題を根本的に解決するのは植林。昔から言われていますよ。そしてそれを誰かが実行せねばならないという話も前から言われていますが、これは中国のためという点でも外交部会で誰が言ったか知りませんけれども、我々のように日本海側にいる人間にとってみれば、中国も大変かもしれないけれども、その被害はこっちにも及ぶから、しかるべき対応を地球環境とか温暖化とかということを考えたらそういうことをやるという姿勢を示すというのは大事なことだと、私はそう思います。
問)
大阪市の橋下市長が今日退任されました。橋下氏自身は政界から引退すると言っていますけれども、一方で彼の政治的な影響力から自民党内からも政府内からも政界復帰を望む声も聞こえてきます。大臣は先月、橋下氏と同席されたときに政治家に向かないというお話をされたということも記事になっています。そこで橋下氏の政界引退に際して、大臣は今後復帰してもらいたいと思いますでしょうか。
答)
たまたま席が隣になって2時間ぐらいしゃべったのですけれども、政治家に向かないということがわかったので辞めますと言ったので、偉いと。永田町に来たら、向いていないと私達から見てそう思っても、自分は向いていると思ってやっている人がいっぱいいるから。そういうのに比べたらたいしたものではないかと言いました。何で向いていないと思ったのかというコメントが面白かったのですけれども、それはちょっと記者会見には不適切だと思いますし、それをしゃべるほど口も軽くないので。向いていないと自分で思った人が、みんなで向いていると言えば向いてくるかと言われたら、それはなかなか難しいですよ。本人は向いていないと思って、選挙をやれば間違いなく通る人が出ないと言って、辞めると言っているのに、もう1回出ろというのはそれは無責任なこと、マスコミと私達は違うから、やはり責任は取らないといけないから、だからそういった意味では迂闊なことは言わないことだと、人の一生に関わりますから迂闊なことはあまりお勧めできませんと、私はそう思います。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】財務省:麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣臨時閣議後記者会見の概要(平成27年12月18日(金曜日))