【質疑応答】
問)
昨日、アメリカの大手格付け会社フィッチレーティングスが日本国債の格付けについて、格付けは維持した上で見通しを、アウトルックを安定的からネガティブに弱含みということで下げました。その理由として消費増税を延期したものの、2020年度までに基礎的財政収支を黒字化するという財政健全化目標を達成するための埋め合わせをする具体的な策が公表されていないということを要因に挙げています。海外から日本の財政に厳しい目が向けられていることについてどのように受け止めていらっしゃるのかを教えてください。
答)
民間の格付け会社、フィッチとかスタンダード&プアーズ、いろいろな会社がありますけれども、そういった格付け会社の分析とか評価の内容について一々コメントするということはありません。格付けが下がったら、金利は上がらなくてはおかしいのですけれども、金利が下がるのはどうしてですか。そんなに信用されていないのか、この話はよくわからないです。昔、ボツワナより低いとされたときがあったけれども、結果としては御存じのとおりなので。国債の信認というのは、我々としては基本的には財政健全化の旗をきちんとして、2020年度までのプライマリーバランス、基礎的財政収支の黒字化をしっかり堅持していきたいということだけははっきりさせておかなければいけないところだと思っています。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】財務省:麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成28年6月14日(火曜日))