【質疑応答】
問)
日・ASEANについてお伺いします。今般は日本円の供給を可能にする二国間通貨スワップが出てきたわけですけれども、これは日本円の国際化を後押しすると思うのですが、大臣のお考えをお願いします。
答)
今、しゃにむに日本の円をというような話を強く思っているわけではなくて、やはり2008年のことを思い出すと、あのとき総理大臣をしていたのですけれども、マーケットから全くドルがなくなりましたから、世界中でこれが何を意味するか全然理解できていなかった人が多かったと思います。日本だけがあのときは確か10兆円相当のドルをIMFに貸し付けますということを言ったときに、最初は何それというような感じだったのですけれども、後からみんな事の重大さがわかってきたのです。
利用通貨がドルに偏っているからああいうことになるのであって、そういった意味では円というものは、その中で非常に安定した通貨ですから、大きな力が発揮できる部分が非常に大きいと思っています。これに対しては、前からアジアの国々の間で関心はあったのですが、これまで二国間スワップはドル建てでやっていましたので、今回は要請に応えて円での引出しを可能にする、ということです。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】財務省:麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(平成29年5月5日(金曜日))