問
NHKの飯嶋です。
令和に変わるということもありまして、元号が変わることに便乗した悪質業者が出てきている話があります。これまでも様々な折に注意喚起してくださってはいるのですが、改めて、元号が変わることに便乗する商法について注意すべき点があれば教えてください。
答
4月になってからということでなく、このところ、改元に便乗した消費者トラブルについての相談は全国から寄せられております。
例えば、「市役所職員を名乗り、『元号が変わるので、キャッシュカードの変更をしてあげる』との訪問があった」という相談や、「先週末、実家に皇室アルバムの勧誘電話があり、親が応じてしまい、昨日、商品が届いたが解約したい」といった相談などでございます。
こうした状況を踏まえて、国民生活センターにおいては、平成30年12月及び平成31年3月に、改元に便乗して商品の購入を持ち掛けようとする手口などについて注意喚起を行っております。
また、消費者庁においても、昨日(4月2日)、公式SNSにより注意喚起を行ったところでございます。
消費者、生活者の皆様におかれては、少しでも心配なことがある場合には、消費者ホットライン188(いやや)にご相談いただけるようお願い申し上げます。
消費者政策課
ご質問の事象については、基本的に、ご高齢の方から、相談をお寄せいただくことが多いと、国民生活センターでも分析をしているところでございます。昨日のSNSでも、SNSを使われているのは若者の方々が多いので、周囲のご高齢の方への注意を心掛けていただければという趣で発信をさせていただいています。世代を超えた形で注意を払っていただければありがたいと考えております。
答
世代を超えた形でという発言がございましたが、SNSを利用している人たちは、自分たちも気を付けるだけでなく、周囲の方たちへも、被害を防ぐためにご自身の身を守るようご助言をいただければと思います。
こういった形で、様々な方たちへの働き掛けを消費者庁も続けてまいりますので、改元に便乗した消費者トラブルについての取組は、引き続きしっかり力を入れて対応してまいります。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】消費者庁:岡村消費者庁長官記者会見要旨(平成31年4月3日(水))