2019/02/25

【外務省】日本の領土をめぐる情勢 竹島(12) 竹島上陸(2) 野田内閣

韓国国会議員による竹島訪問及び音楽会の開催について(平成23年11月)

1. 佐々江外務事務次官から申秀駐日韓国大使への申入れ
(1)10日(木曜日),佐々江賢一郎外務事務次官は,申秀(シン・ガクス)駐日韓国大使に対し,11日(金曜日)に韓国国会議員が竹島を訪問し,音楽会が開催されることについて,申入れを行いました。
(2)佐々江事務次官からは,本件訪問及び行事は,竹島の領有権に関する我が国の立場に照らし到底受け入れることは出来ず,遺憾であり,本行事の中止を強く要請する旨,申入れました。
(3)これに対して,申秀駐日韓国大使は,韓国政府の竹島問題に関する立場を述べた上,本国政府に伝える旨述べました。

2. 武藤駐韓国大使から朴錫煥韓国外交通商部第一次官への抗議
(1)11日(金曜日),武藤正敏駐韓国大使は,同日,韓国国会議員が竹島を訪問し,音楽会が開催された件について,朴錫煥(パク・ソクファン)韓国外交通商部第一次官に,抗議を行いました。
(2)武藤大使からは,本件訪問及び行事が行われたことは,竹島の領有権に関する我が国の立場に照らし到底受け入れることは出来ず,遺憾であり,抗議する,このような行事を含め,我が国の立場と相容れない竹島への措置が行われないよう強く求める旨申し入れました。
(3)これに対し,朴第一次官からは,韓国側の竹島問題に関する立場について説明がありました。



武藤駐韓国大使から朴錫煥韓国外交通商部第一次官への抗議(平成23年11月11日)

1. 本11日(金曜日)18時頃,武藤正敏駐韓国大使は,同日,韓国国会議員が竹島を訪問し,音楽会が開催された件について,朴錫煥(パク・ソクファン)韓国外交通商部第一次官に,抗議を行いました。

2. 武藤大使からは,本件訪問及び行事が行われたことは,竹島の領有権に関する我が国の立場に照らし到底受け入れることは出来ず,遺憾であり,抗議する,このような行事を含め,我が国の立場と相容れない竹島への措置が行われないよう強く求める旨申し入れました。

3. これに対し,朴第一次官からは,韓国側の竹島問題に関する立場について説明がありました。



日韓外相電話会談(平成24年8月10日)

本10日(金曜日)午後5時から約15分間、玄葉光一郎外務大臣は,金星煥(キム・ソンファン)韓国外交通商部長官に電話し,会談を行ったところ,概要は以下の通りです。

1. 玄葉大臣から,本10日の李明博大統領の竹島訪問は、竹島が歴史的にも国際法上も我が国固有の領土であるという我が国の立場と相容れず到底受け入れられない、今回の李大統領の竹島訪問は日韓関係の大局的な観点から、難しい問題をマネージするとの考えに完全に逆行するものであり、何故、李大統領がこの時期にこのように訪問したのか全く理解できない、我が国政府として強く抗議する、今回の李大統領の訪問は我が国国民の韓国に対する国民感情と日韓関係に大きなマイナスの影響を及ぼすものである、今回、李大統領が竹島訪問を強行したため、武藤駐韓大使を一時帰国させることを決めた、国家元首である李大統領の今回の竹島訪問を受け、今後、我が方は相応の措置を執らざるを得なくなる旨述べました。

2. これに対し,金長官からは,従来からの韓国の立場に基づく応答がありました。



野田総理発李明博(イ・ミョンバク)大統領宛親書の伝達(平成24年8月17日)

1. 本17日(金曜日)、野田佳彦内閣総理大臣は、李明博(イ・ミョンバク)大統領に対し、最近の同大統領の竹島上陸及び日韓関係に関する種々の発言について遺憾の意を伝えるとともに、近日中に、韓国政府に対し、竹島問題について、国際法にのっとり、冷静、公正かつ平和的に紛争を解決するための提案を行う旨伝え、また、日韓関係の大局に立って、日韓関係の未来のため、韓国側が慎重な対応をするよう求める旨の書簡を発出しました。

2. 同親書は、17日午後、杉山晋輔アジア大洋州局長が在京韓国大使館李京秀(イ・ギョンス)公使に手交し、転達方依頼しました。



李明博韓国大統領の竹島上陸への対応措置(官房長官発表)(平成24年8月17日)

1. 我が国政府は,竹島を巡る領土問題について,我が国の主権に関わる重大な問題と認識しており,毅然とした対応措置をとる考え。

2. 韓国政府に,竹島問題について,国際法に則り,冷静,公正かつ平和的に紛争を解決することを目指して,近日中に,国際司法裁判所への提訴としての合意付託及び日韓紛争解決交換公文(注)に基づく調停を提案する。

3. 竹島問題について関係する閣僚の会合を開催することとし,今後の体制の強化等についての諸準備も早急に実施する。また,民間分野において,竹島問題等の調査・研究,国民世論の啓発のための活動を支援するための取り組みを調整する。

4. 李大統領の竹島上陸に関連する措置は,必ずしも上記に限定されない。韓国側の行動に対して相応する措置の検討は引き続き進め,今後の韓国側の行動等も勘案しつつ,我が国政府として更にいかなる措置をとるか適切に判断する。

(注)日本国と大韓民国との間の紛争の解決に関する交換公文(昭和40年条約第30号)抜粋
「・・・両国政府は,別段の合意がある場合を除くほか,両国間の紛争は,まず,外交上の経路を通じて解決するものとし,これにより解決することができなかつた場合は,両国政府が合意する手続に従い,調停によつて解決を図るものとする。・・・」



竹島問題についての国際司法裁判所への合意付託等に係る韓国政府への提案(平成24年8月21日)

1. 本21日(火曜日)、我が国政府は、韓国政府に対して、竹島問題を、国際法にのっとり、冷静、公正かつ平和的に紛争を解決する観点から、同問題について国際司法裁判所に合意付託すること及び日韓紛争解決交換公文に基づく調停を行うことについて提案しました。

2. 本件提案に係る口上書は、21日午後、在韓国日本大使館から韓国外交通商部に手交しました。



韓国政府の竹島問題を国際司法裁判所に合意付託する等の我が国提案への拒否について(外務大臣談話)(平成24年8月30日)

1. 8月21日(火曜日)に我が国政府が行った竹島問題を国際司法裁判所に合意付託すること、及び、日韓紛争解決交換公文に基づく調停を行うことについての提案に対し、本30日(木曜日)、韓国政府より、応じない旨口上書で我が国政府に対して回答がありました。

2. 我が国政府は、竹島問題について、法にのっとり、冷静かつ平和的に紛争を解決するためには、国際司法裁判所への合意付託等を行うことが適切であると考え、国際連合の重要な加盟国として、「グローバル・コリア」を標榜してきている韓国政府であれば、我が国政府の提案を受け入れ、堂々と国際司法裁判所で自国の主張を述べるものと期待してきました。しかるに、竹島問題を解決するための具体的な対案も示していない今回の韓国側の回答には極めて失望しています。

3. 我が国政府としては、引き続き、竹島問題について法にのっとり、冷静かつ平和的に紛争を解決するため、国際司法裁判所への我が国単独での付託を含め、適切な手段を講じていく考えです。



河相外務事務次官から申珏秀(シン・ガクス)駐日韓国大使への抗議(平成24年10月23日)

1. 本23日午後,河相周夫外務事務次官は,同23日に韓国国会の国防委員会のメンバーが竹島に上陸した件について,申珏秀(シン・ガクス)駐日韓国大使に対し,抗議を行いました。

2. 河相次官からは,本件上陸が行われたことは,竹島は我が国固有の領土であるという竹島の領有権に関する我が国の立場に照らし受け入れられず,極めて遺憾であり強く抗議する,再発防止を強く求める旨申し入れました。

3. これに対し,申大使からは,従来の韓国側の立場に基づく発言がありました。



※詳細は下記ソースよりご確認ください。



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