【質疑応答】
問)
先週行われた日ロの首脳会談について伺います。北方四島での共同経済活動で経済協力で3,000億円という数字があって、財務省所管のJBICなんかも関わっているわけですけれども、こうした成果が言われる一方で、四島の返還という面では元島民の方からもうちょっと期待していたのにという趣旨の声も聞かれていると認識しています。大臣、今回の首脳会談について、今後二国の共同経済活動がどういうふうに進展していくのかという期待の面と、あと全体を通しての今回の結果をどう御覧になっているか、お聞かせください。
答)
基本的にあそこはロシアが主権下にあるとしていますから、ロシアが主権下にあるとしている土地、四島の中に特別な制度をつくるということを合意した、一番大きかったのはここでしょうか。あそこに少なくとも蟻の一穴、全く今まで駄目だったものがそこで考えるというところに来たのは大きかった。一番最後の5項目で自らの、あそこのところも大きかったと思いますので、私共はこれで二島をすぐ返還するとか、四島をどうたらとか、56年協定がどうたらとか、みんないろいろなことをわかっている人は書いていたけれども、私共の立場からいってこの種のことを外交の場でいろいろやってきた経験から言うと、少なくともスタート台に立てるか立てないか、今までスタート台にも立っていませんから、そういった意味ではスタート台に立てたというわけで、私に言わせれば安倍内閣の中で一番、対ロシアの話はよほど真剣に我々取り組みましたし、私共としては第一歩、スタート台に立てるか立てないかでしたから、きちんとした成果が出たなと、私はそう思います。
※詳細は下記ソースよりご確認ください。
【ソース】財務省:麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成28年12月20日(火曜日))